2015年11月14日土曜日

北京の空港ホテル

北京を楽しんでから、東京に数日滞在して、再び北京経由でホーチミンに戻った。
夜遅くに北京に着いて、翌朝10時発のキャセイに乗るので、空港ホテルに泊まった。

空港の案内所でホテルの住所と電話番号を見せると、係員が電話をしてくれて、ここで待つようにと言われた。

半信半疑で近くの椅子に座り、10分ほどすると、黒服の若者が現れて、迎えにきたと言う。
ホテル代は1泊3千円ほどのビジネスホテルなのだが、サービスが良いと感心した。

ワゴン車に乗って、5分ほどでホテルに到着。
受付でチェックイン。 中国のホテルでは常識のデポジットをとらない。
しかし、部屋への廊下はまるで、廃屋だ。

部屋に入ると、ベッドはまあまあだが、風呂場がひどい、それでも湯が出たので良かった。
電話は有るけど全く繋がらない。モーニングコールを頼みたかったが断念した。

早々にベッドに潜り込んだ。 
朝だ。 時計を見ると8時半だ。 何!! 大変だ!
飛行機の出発時刻まで後1時間半しかない。

顔も洗わず、荷物をまとめて部屋を飛び出し、受付に急いだ。
タクシー プリーズ!! ホテルの車は1時間毎の9時発だから、タクシーしかない。

受付の女性は、昨晩チェックインしたときの人で、私の飛行機が10時発であることを覚えていた。
親切な彼女は、特別にホテルの車を手配してくれた。 数分後、車は発車して空港へと飛ばす。

着いた。 どこだ! キャセイは! 何、Cカウンターなの。 急げ! もう、8時55分だ。
あった。 しかし、誰も並んでいない。 ああ、もう全員がチェックインしてしまったのだ。

しかし、係員は未だ居る。 落ち着いた顔でニーハオと言う。 
私も息を切らせながら、ニーハオと返事した。

彼女はニッコリと笑いながら言った。 
「香港行きは1時間遅れです。ゆっくりして大丈夫ですよ」

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