夜遅くに北京に着いて、翌朝10時発のキャセイに乗るので、空港ホテルに泊まった。
空港の案内所でホテルの住所と電話番号を見せると、係員が電話をしてくれて、ここで待つようにと言われた。
半信半疑で近くの椅子に座り、10分ほどすると、黒服の若者が現れて、迎えにきたと言う。
ホテル代は1泊3千円ほどのビジネスホテルなのだが、サービスが良いと感心した。
ワゴン車に乗って、5分ほどでホテルに到着。
受付でチェックイン。 中国のホテルでは常識のデポジットをとらない。
しかし、部屋への廊下はまるで、廃屋だ。
部屋に入ると、ベッドはまあまあだが、風呂場がひどい、それでも湯が出たので良かった。
電話は有るけど全く繋がらない。モーニングコールを頼みたかったが断念した。
早々にベッドに潜り込んだ。
朝だ。 時計を見ると8時半だ。 何!! 大変だ!
飛行機の出発時刻まで後1時間半しかない。
顔も洗わず、荷物をまとめて部屋を飛び出し、受付に急いだ。
タクシー プリーズ!! ホテルの車は1時間毎の9時発だから、タクシーしかない。
受付の女性は、昨晩チェックインしたときの人で、私の飛行機が10時発であることを覚えていた。
親切な彼女は、特別にホテルの車を手配してくれた。 数分後、車は発車して空港へと飛ばす。
着いた。 どこだ! キャセイは! 何、Cカウンターなの。 急げ! もう、8時55分だ。
あった。 しかし、誰も並んでいない。 ああ、もう全員がチェックインしてしまったのだ。
しかし、係員は未だ居る。 落ち着いた顔でニーハオと言う。
私も息を切らせながら、ニーハオと返事した。
彼女はニッコリと笑いながら言った。
「香港行きは1時間遅れです。ゆっくりして大丈夫ですよ」
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