内南洋に敵の機動部隊が初めて攻撃にきた。
そのときに二六三空の基幹搭乗員が、
硫黄島を通じて邀撃(ようげき)を行った。
なんと15~16人が戦死し た。
同年3月31日、
パラオのペリリュー島に
敵の機動部隊が空襲に来た。
そのときも邀撃に出て
12~13人の戦死者が出た。
こうして二六三空の搭乗員が
ほとんど戦死してしまった。
後は、我々のような甲種10期の
技量のまずい連中が残った。
先輩方が「これからが戦争だぞ。
今までに古い人はみな死んだ。
お前たちが国を背負って、
零戦で戦うんだ。しっかりやれ」。
太平洋上の米戦艦に体当たりする零戦
「よっしゃ」。
17や18の子供が、何が国のためか。
しかし、私たちは、祖国日本 を守るため、
勝利を信じ絶対勝つんだという気持ちでいた。
愛する妻子、親兄弟を遺して、数百万人が戦死した。
阪神大震災や東日本大震災の復興も無論大事だ。
しかし、この戦死した人たちが日本を救い、
現在の日本を作ってくれたことに対し、
心からの感謝と慰霊の心をささげたい。
戦闘機「零戦」と「紫電改」のパイロット
笠井智一さん(89)の談
日本が二度と戦争をしないためには、
再び大和魂が必要だと思いませんか?
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