アンチ・エイジングとは
「アンチ・エイジング」とは、「アンチ」と「エイジング」という二つの英単語から成っていて、日本語で言うと、「加齢(老化)に対抗・抵抗する」という意味です。
「アンチ」という英単語の印象から「不老不死」を想像される方もいるかもしれませんが、「アンチ・エイジング」は、そうではありません。
「アンチ・エイジング」とは、「人生の時計の針を永遠に止めること」ではなく、「針を少し戻したり、その進みを遅らせること」なのです。
肌の若返りは、スキン・ケアや医学的治療により、外部から皮膚そのものをケアすることで、「針を少し逆戻りさせ る」ことになります。
サプリメントやホルモン補充療法など、体の内部から全身的に若返りを図る方法、つまり、全身的な老化防止策が、「針の進みを遅らせる」方法として、注目を集めています。
ビル・クリントンさん 1946年生まれ
暦年齢と生物学的年齢
年齢には、生年月日を基準とする「暦年齢(カレンダー・エイジ)」と、精神的な機能も含めた健康状態を表す「生物学的年齢(リアル・エイジ)」の二種類があります。
アンチ・エイジングは、中高年の方々を対象にして、前者をほぼ無視して、後者を重視します。
「生物学的年齢(リアル・エイジ)」を「若く保ち、健康を維持し、少しだけ時計の針を戻す」ことが、アンチ・エイジングの考え方の基盤となっています。
クオリティー・オブ・ライフ(Q.O.L)の三位一体
アンチ・エイジングとは、老年期のQ.O.L(人生の質)の向上を目指すものでもあります。
むろん、中高年者にも当てはまりますが、特に高齢者にとって、Q.O.L.の指標は何でしょうか?
「疾病予防」
「社会生活」
「判断力と体力」
この3つの条件の輪が、重なったところに、高齢者のQ.O.Lがあります。
アンチ・エイジングは、老年期の方々が、毎日の生活を、できるだけ楽しめるようにすることでもあります。例えば、年をとっても、いつまでも読書を楽しめるということは、素晴らしいことですね。
100歳時代のアンチ・エイジングを極める
充実した、より良い人生を、楽しく、過ごすために、中高年の方々の、アンチ・エイジングを追求します。
2016年3月23日水曜日
2016年3月15日火曜日
脳卒中は、お年寄りのなりやすい病気ー予防はアンチエイジング
心身しなやか、血管もしなやか、美輪明宏さん 1935年生まれ
脳卒中は、お年寄りのなりやすい病気の1つです。
高齢者に非常に多い病気で「加齢病」とも言われている。
つまり、お年寄りほどこの病気になる確率が高い。
中でも、脳梗塞は、お年寄りの発症率がとても高い病気。
80代男性と50代男性を比較すると、80代男性は50代男性に比べ10倍以上、脳梗塞になる確率が高いというデータもある。
女性は、男性よりも、10歳ほど遅く、発症率が高くなる。
どちらにせよ、年齢が増せば脳梗塞になる確率が高いと言うこと。
脳出血の場合も同様で、高齢になればなるほど、その発症率は高くなる。
脳出血は、脳梗塞と違い男女の発症率に年齢差はないが、脳出血は、男性に多く見られ、女性はあまり発症しないようだ。
だが、くも膜下出血となれば、女性の発症頻度が高くなる。
これらは、どれも血管の老化が原因で起こる病気です。
年齢が上がると共に、脳の血管の動脈硬化が現れて、それが進んで、脳出血や脳梗塞に繋がる。
動脈硬化が進んでしまうには、理由があって、動脈硬化の危険因子と呼ばれている。
それは、高血圧であること、糖尿病であること、そして高脂血症であること。
誰も、年を取ることは絶対に止められない、血管の老化も止められない。
食生活や生活習慣で、どれほど、その老化を遅らせるかだ。
脳卒中とは
詰まるタイプが脳梗塞。
出血するタイプが脳出血。
いずれも、麻痺や言語障害、意識障害などの症状が出現。
脳梗塞 − 血管が詰まるタイプ
脳梗塞の部分は、酸素と栄養が行き渡らなくなるために、脳細胞が壊れてしまいます。
脳塞栓: 心臓にできた栓子が脳の血管をふさぐ(急激)
脳血栓: 動脈硬化のため血小板がかたまった血栓(ゆるやか)
脳出血 − 出血するタイプ
脳出血が生じることで脳実質が破壊され神経細胞が死んでしまいます。
くも膜下出血: 脳動脈にできたコブが破れ、くも膜下腔に出血
脳出血: ミシン糸くらいの脳血管が破れて出血する
こんな症状があったら危険信号
- 風邪でもないのに頭痛
- 急に生じためまい
- 手足のしびれ
- ろれつが回らない
- ものが二重に見える
- 貧血や耳の病気がないのにめまい
- まっすぐに歩けず、歩行が不自由
- 直線が書けない
- 箸が上手に使えなくなった
- 意識がなくなったことがある
早期発見と予防対策
現在、日本の死亡原因はがん、心臓病に次いで脳卒中になっていますが、数十年前までは脳卒中が死因のトップでした。
これは脳卒中が減ったわけではなく、医療 の進歩により死亡する人が少なくなったに過ぎません。
死亡率の高い脳出血は減りましたが、人口の高齢化に伴い、脳卒中の6割を占める脳梗塞の患者数は増加 しています。
脳卒中は発病する前に予測して、発病を防ぐことができる病気です。
脳卒中を引き起こす主な原因は動脈硬化です。
その動脈硬化を招く要因としては、高血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙などが挙げられます。
つまり、脳卒中は生活習慣病が要因となっているのです。
普段の生活を見直せば、脳卒中は予防することができます。
脳卒中予防の4大ポイント
- 30代から自分の血圧を知り、コントロールする心がけ
- 塩分控えめの食生活と、コレステロールを減らす
- 仕事を離れてリラックスできる趣味を持つ。適度な運動もする
2016年3月11日金曜日
循環器系疾患(心筋梗塞や動脈硬化)防止するアンチ・エイジング
いつまでもカッコいい、クリント・イーストウッドさん 1930年生まれ
加齢=エイジングは、老化と同義に使われますが、老化という言葉のもつ負のイメージはなく、自然な老いといった語感があります。
循環器系の加齢変化には次のようなものがあります。
血管では、動脈壁が厚くなり、弾性が失われ、硬くなってきます。
これは、血管壁の間質成分(骨組みをつくる線維組織など)が増えたり、動脈壁に石灰が沈着す ることにより起こる。
このような変化は、血管の全身的な変化で、コレステロールなどに起因する動脈硬化(部分的に血管壁を狭める粥状動脈硬化)とは異なる。
心臓では、心筋細胞が減少し、間質の線維化が進み、運動負荷に応える余力が失われていきます。
また大動脈弁や僧帽弁輪(弁の付着部位)の石灰化が起こってくるのも特徴です。
心臓の収縮・弛緩を調節している刺激伝導系も衰える。
こうした循環器系の加齢変化は、次のような疾患の要因となる。
血管では、動脈瘤や動脈解離
心臓では、心不全や弁膜症
刺激伝導系では、不整脈など
健康な老いを迎えるためには、動脈硬化の防止は欠かせない。
食事は、過食、高脂肪食、塩分のとりすぎを避けて、魚を積極的に食べ、繊維やカルシウムを多く含んだ食品を食べる。
高齢者で注意すべきは、たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、水分などが不足しがちになること。
水分の不足は、血液の粘稠度を高め、脳梗塞などの誘因となる。
運動は、軽い運動を長期間続けることが大切。
一日20〜40分、週3回以上行うようにする。
75歳以上の高齢者は、軽い散歩程度でよく、無理は禁物。
ストレスは急激な血圧上昇を招き、急性心筋梗塞や脳梗塞を起こす恐れがあるので、気分転換してストレスを発散すること。
タバコは禁煙!! 飲酒は適度なら健康によい。
生活習慣を見直して、コントロールすることで病気を防ぎ、サクセスフル・エイジング (健康を保ち、うまく歳をとる) をめざしましょう!!!
加齢=エイジングは、老化と同義に使われますが、老化という言葉のもつ負のイメージはなく、自然な老いといった語感があります。
循環器系の加齢変化には次のようなものがあります。
血管では、動脈壁が厚くなり、弾性が失われ、硬くなってきます。
これは、血管壁の間質成分(骨組みをつくる線維組織など)が増えたり、動脈壁に石灰が沈着す ることにより起こる。
このような変化は、血管の全身的な変化で、コレステロールなどに起因する動脈硬化(部分的に血管壁を狭める粥状動脈硬化)とは異なる。
心臓では、心筋細胞が減少し、間質の線維化が進み、運動負荷に応える余力が失われていきます。
また大動脈弁や僧帽弁輪(弁の付着部位)の石灰化が起こってくるのも特徴です。
心臓の収縮・弛緩を調節している刺激伝導系も衰える。
こうした循環器系の加齢変化は、次のような疾患の要因となる。
血管では、動脈瘤や動脈解離
心臓では、心不全や弁膜症
刺激伝導系では、不整脈など
健康な老いを迎えるためには、動脈硬化の防止は欠かせない。
食事は、過食、高脂肪食、塩分のとりすぎを避けて、魚を積極的に食べ、繊維やカルシウムを多く含んだ食品を食べる。
高齢者で注意すべきは、たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、水分などが不足しがちになること。
水分の不足は、血液の粘稠度を高め、脳梗塞などの誘因となる。
運動は、軽い運動を長期間続けることが大切。
一日20〜40分、週3回以上行うようにする。
75歳以上の高齢者は、軽い散歩程度でよく、無理は禁物。
ストレスは急激な血圧上昇を招き、急性心筋梗塞や脳梗塞を起こす恐れがあるので、気分転換してストレスを発散すること。
タバコは禁煙!! 飲酒は適度なら健康によい。
生活習慣を見直して、コントロールすることで病気を防ぎ、サクセスフル・エイジング (健康を保ち、うまく歳をとる) をめざしましょう!!!
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