2016年3月11日金曜日

循環器系疾患(心筋梗塞や動脈硬化)防止するアンチ・エイジング

いつまでもカッコいい、クリント・イーストウッドさん 1930年生まれ


加齢=エイジングは、老化と同義に使われますが、老化という言葉のもつ負のイメージはなく、自然な老いといった語感があります。
 
 
循環器系の加齢変化には次のようなものがあります。


血管では、動脈壁が厚くなり、弾性が失われ、硬くなってきます。


これは、血管壁の間質成分(骨組みをつくる線維組織など)が増えたり、動脈壁に石灰が沈着す ることにより起こる。

このような変化は、血管の全身的な変化で、コレステロールなどに起因する動脈硬化(部分的に血管壁を狭める粥状動脈硬化)とは異なる。
 
心臓では、心筋細胞が減少し、間質の線維化が進み、運動負荷に応える余力が失われていきます。


また大動脈弁や僧帽弁輪(弁の付着部位)の石灰化が起こってくるのも特徴です。

心臓の収縮・弛緩を調節している刺激伝導系も衰える


こうした循環器系の加齢変化は、
次のような疾患の要因となる。

血管では、動脈瘤や動脈解離
心臓では、心不全や弁膜症
刺激伝導系では、不整脈など


健康な老いを迎えるためには、動脈硬化の防止は欠かせない。

食事は、過食、高脂肪食、塩分のとりすぎを避けて、魚を積極的に食べ、繊維やカルシウムを多く含んだ食品を食べる。


高齢者で注意すべきは、たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、水分などが不足しがちになること。

水分の不足は、血液の粘稠度を高め、脳梗塞などの誘因となる。

運動は、軽い運動を長期間続けることが大切。


一日20〜40分、週3回以上行うようにする。

75歳以上の高齢者は、軽い散歩程度でよく、無理は禁物。

ストレスは急激な血圧上昇を招き、急性心筋梗塞や脳梗塞を起こす恐れがあるので、気分転換してストレスを発散すること。


タバコは禁煙!! 飲酒は適度なら健康によい。


生活習慣を見直して、コントロールすることで病気を防ぎ、サクセスフル・エイジング (健康を保ち、うまく歳をとる) をめざしましょう!!!


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