2016年3月8日火曜日

いつまでも健康だ! 筋肉のアンチ・エイジングが必要





             ドルフ・ラングレンさん 1957年生まれ




男女とも、加齢に伴い、筋力、筋量は減少し、筋肉量は減って行きます。

特に男性は、もとの筋肉量が多いだけに、大きく減少して行きます。


筋肉って何?

筋肉は、「筋繊維」という細長い繊維が集まり、「筋束」という束となり、筋束がより集まって「筋肉」となります。

筋肉は性質から【遅筋繊維】と【速筋繊維】の2つのタイプにわかれます。

【遅筋繊維】

・スピードは遅いが疲労しにくく、長い間力を発揮し続けられる。
・マラソンなど持久力が求められる選手に、遅筋繊維の割合が多く見られる。
・色は赤く見えるため、赤筋と言われる。

【速筋繊維】

・スピードが速く、瞬間的に力を発揮できる。
・短距離選手などに速筋繊維の割合が多く見られる。
・色は白っぽいため白筋と言われてる。


なぜ加齢により筋肉量が減るのでしょうか?

加齢とともに筋肉量が減少するのは、筋繊維の数が減って筋委縮が生じるためです。

特に「速筋繊維」の委縮は顕著で、個人差はありますが、40歳位から委縮は始まっています。

瞬発的に大きな力を発揮する「速筋繊維」が主体で衰えていくため、年とともに、機敏な動作が苦手となり、ゆっくりとした老人動作となっていくのです。


速筋繊維を鍛えて、若さを維持しよう!

日々、相当量の持久的なトレーニングをしている、マスターズに出場するランナーの方々でも、速筋繊維の委縮は起きています。

一方、高齢者でも、筋力トレーニング(筋トレ)を行えば、速筋繊維が増えるという研究報告が多くあります。

したがってウォーキング、ランニングのような持久的なトレーニングも必要ですが、

すばやい動作を行うためには、筋トレも必要なのです。

筋トレと言っても、性別、年齢、運動習慣、身体状態など、何をするべきかは、人によって違います。

自分に合った筋トレを見つけ、いつまでも「すばやい動作」を行える、からだ作りをしましょう。


若さは脚から!

20歳の筋肉量に比べて、加齢によってどのくらい変化したかを、部位別に比較してみました。

男女とも、体全身と比較して、下肢では減少が大きく、50歳で約10%、 80歳で約30%も減少してしまいます。

「老化は足から」と言われているように、若さを保つために足を鍛えていきましょう。


筋肉のアンチエイジングのために




・ウォーキング、ランニングだけでなく、筋トレをして速筋繊維も鍛えましょう。

・活動的な生活をして、足の筋肉量を維持していきましょう。
 


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