美しい健康な歯 三原じゅん子さん 1964年生まれ
歯の健康と脳や脚の老化の関係
高齢で健康な人の中で、脳や脚の老化が進んでいない人の多くは、歯が健康です。
高齢者の多い新潟県では、80歳以上の人で、歯を20本以上維持している人が多くいます。
歯が多く残っているなら、いろんなものを自分の歯で噛むことが可能です。
噛む力があると、口を多く動かすことができ、脳に血流が盛んに送られます。
この結果、脳の活性化につながり、脳の老化防止に役立つのです。
また、健康な歯で食べ物をしっかり噛むことは、歯を支えている歯根膜を刺激することです。
この刺激は三叉神経に伝わり、脳全体に刺激が行き渡ることで、脳の活性化につながるのです。
特に、前頭葉の血流量が増加すると、認知機能が活性化します。
歯の噛み合わせと脚の筋肉
自分自身の大切な歯を失ってしまうと、噛み合わせが悪くなることがあります。
すると、下顎がずれることで、不安定な状態になり、体全体のバランスを崩す恐れがあります。
また、バランスを維持することが難しくなると、歩く速度も自然と遅くなります。
昔のように上手に歩くことができないと、歩くこと自体をやめてしまうので、足の筋肉利用も減少して、健康な脚を維持することが難しくなります。
このようなことにならないように、歯を維持することが大切なのです。
歯を失ってしまったら、入れ歯を用いて補うことで、正しい噛み合わせを取り戻すことが必要です。
健康な歯を持っていることは、脳と脚の老化防止に役立ちます。
健康な歯を持っていることで、多少硬い物でもよく噛んで、食事をとることになります。
よく噛む事は、舌や唇をよく動かすことにつながります。
舌や唇をよく動かす事は、歯を綺麗にするので、虫歯予防につながります。
また、食事の時によく噛むことで、より多くの唾液を分泌することになり、この唾液は歯を守るためにも必要なのです。
唾液が多く出ることによって、虫歯の原因となる食べかすを、洗い流すのです。
唾液は虫歯菌が作る酸を中和することで、歯が溶けるのを防いでいます。
また、唾液は歯のエナメル質を復元するだけでなく、唾液に含まれている抗菌物質は、虫歯菌や歯周病菌を退治しているのです。
多くの唾液を分泌するためには、多くの咀嚼回数が必要となります。
咀嚼回数が多いことで、唾液を多く分泌して、歯の健康を維持することができ、脳や脚の老化防止にも役立ちます。
現代人の平均的な咀嚼回数は、一食当たり600回以上ですが、健康な高齢者で、1,000回以上咀嚼する人は多くいます。
唾液を多く分泌することが、歯の健康にとても重要なことです。
この様に歯を健康に維持することで、脳や脚の老化防止も可能となります。
0 件のコメント:
コメントを投稿