2016年3月6日日曜日

歯の健康を維持して、脳や脚の老化を防ごう

美しい健康な歯 三原じゅん子さん 1964年生まれ


歯の健康と脳や脚の老化の関係

高齢で健康な人の中で、脳や脚の老化が進んでいない人の多くは、歯が健康です。

高齢者の多い新潟県では、80歳以上の人で、歯を20本以上維持している人が多くいます。

歯が多く残っているなら、いろんなものを自分の歯で噛むことが可能です。

噛む力があると、口を多く動かすことができ、脳に血流が盛んに送られます。

この結果、脳の活性化につながり、脳の老化防止に役立つのです。

また、健康な歯で食べ物をしっかり噛むことは、歯を支えている歯根膜を刺激することです。

この刺激は三叉神経に伝わり、脳全体に刺激が行き渡ることで、脳の活性化につながるのです。

特に、前頭葉の血流量が増加すると、認知機能が活性化します。


歯の噛み合わせと脚の筋肉

自分自身の大切な歯を失ってしまうと、噛み合わせが悪くなることがあります。

すると、下顎がずれることで、不安定な状態になり、体全体のバランスを崩す恐れがあります。

また、バランスを維持することが難しくなると、歩く速度も自然と遅くなります。

昔のように上手に歩くことができないと、歩くこと自体をやめてしまうので、足の筋肉利用も減少して、健康な脚を維持することが難しくなります。

このようなことにならないように、歯を維持することが大切なのです。

歯を失ってしまったら、入れ歯を用いて補うことで、正しい噛み合わせを取り戻すことが必要です。

健康な歯を持っていることは、脳と脚の老化防止に役立ちます。

健康な歯を持っていることで、多少硬い物でもよく噛んで、食事をとることになります。


よく噛む事は、舌や唇をよく動かすことにつながります。

舌や唇をよく動かす事は、歯を綺麗にするので、虫歯予防につながります。

また、食事の時によく噛むことで、より多くの唾液を分泌することになり、この唾液は歯を守るためにも必要なのです。

唾液が多く出ることによって、虫歯の原因となる食べかすを、洗い流すのです。

唾液は虫歯菌が作る酸を中和することで、歯が溶けるのを防いでいます。

また、唾液は歯のエナメル質を復元するだけでなく、唾液に含まれている抗菌物質は、虫歯菌や歯周病菌を退治しているのです。


多くの唾液を分泌するためには、多くの咀嚼回数が必要となります。

咀嚼回数が多いことで、唾液を多く分泌して、歯の健康を維持することができ、脳や脚の老化防止にも役立ちます。

現代人の平均的な咀嚼回数は、一食当たり600回以上ですが、健康な高齢者で、1,000回以上咀嚼する人は多くいます。

唾液を多く分泌することが、歯の健康にとても重要なことです。

この様に歯を健康に維持することで、脳や脚の老化防止も可能となります。



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