2016年3月4日金曜日

加齢による脳の老化は30歳で自覚する。

 飛び切り、頭の回転が早い、蓮舫さん 1967年生まれ

30歳を過ぎた頃から、顔は思い浮かんでいるのに名前がでてこないという、ど忘れ的なことが起こってきます。

こうした脳内での「検索」がうまくいかない症状は、加齢が原因ということで、片づけられてしまうことがほとんどです。


身体は使わなければ加齢とともに衰えていきます。

体の一部である脳も例外ではなく、脳を使わない生活を送っていると、その働きはどんどん低下して使わない筋肉と同じように脳そのものが萎縮していきます。

テレビばかりを見て本を読まない、毎日同じことの繰り返しで刺激がない、異性に対してときめきがない、パソコンやスマホに依存して自分でモノを考えない、などなど...

最近はこんな人が増えているらしいですが、こんな人は脳の老化も早そうです。

脳細胞の成長が止まるのは、30歳前後といいますから、これ以降は頑張って脳を使っていかないと、どんどん脳の老化が進んでいきます。

しかし、逆をいえば、使えば使うほど活性化するのが脳です。

脳に刺激を与え続ければ、脳細胞はいくつになっても育ちます。

60歳以上の高齢者を対象に行った調査では、積極的に趣味をやるなど活動的な人は、そうでない人に比べて「記憶力」と「注意力」が明らかに上 回っていたそうです。

つまり、脳に刺激を与えて脳を使うことは、継続すれば、脳力の低下を抑えられるのは、もちろんのこと、痴呆の予防にもなるのです。


脳の老化=脳神経細胞が死んで減っていく

加齢とともに脳の活動が衰えるのは、脳の神経細胞が、日々死んでいくからです。

30歳をすぎたあたりから、1日に1~10万個単位で神経細胞が減っていくといわれています。

また、加齢にともない、脳の神経細胞の膜が徐々に固くなることもあって、神経細胞同士の情報の受け渡しがうまくいかなくなり、脳内の情報ネットワークも働きが鈍ってきます。

このため、脳内の記憶の検索が、うまくいかなくなって「思い出せない」、「物忘れが増える」、「判断力が鈍る」、「新しいことへの興味や関心が薄れてしまう」といったことが起こってしまうのです。


年齢とともに記憶力がどれぐらい低下するのか?

50~59歳では25歳時の記憶脳力のほぼ半分、70歳を超えると最高で3/4まで失われるといいます。

こうした脳の老化を食い止めるには、絶えず脳に刺激を与えることが大事なので、脳を使うようなアクティブな趣味や活動(スポーツなど体を使う ものも脳の活性化につながる)をすること。

そして、日頃から五感を使ったり、コミュニケーションを取ることも脳の老化防止に役立ちます。

好奇心と刺激のある毎日を送っていれば、脳は老化する暇も無いということです。

また、「脳機能改善食品」といわれるブレイン・フードを積極的に補給するのも有効です。


「脳機能改善食品=ブレイン・フード」とは

DHAとかイチョウ葉とホスファチジルセリンといった成分のことで、「脳にいい」とか「頭がよくなる」という触れ込みで、サプリメントになっているものです。






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