2016年2月1日月曜日

ヤンゴン庶民の足、鉄道環状線で、ヤンゴン空港から市内に向かう


ヤンゴンには鉄道の環状線があるのだ。一周40キロほどだが、ノロノロと走るので一周するのに3時間から4時間もかかるらしい。このスローぶりが面白がられて多くの観光客が、「ヤンゴン鉄道環状線一周の旅」に挑戦するらしい。

前もって、ネットで空港の最寄り駅を地図でしらべておいた。1キロ半も歩けば最寄り駅の「パイウエイセイコン駅」に着けるはずなのだ。工事中の空港ビル前を横切って歩き始めた。しばらくは舗装されていたが、直ぐに酷いデコボコ道になった。スーツケースの車が壊れないか心配だ。

だいたい地図どおりの道になっている。後は自分の勘だ。どんどん進むと再び舗装された道になった。周囲は下町の民家が続き、人々が道端で話したり仕事したり、子供たちが走り回ったりしている。そろそろ線路が見えてもよさそうな程に歩いてきたが、人に聞いた方が無難だ。近くに居た人に鉄道駅は何処ですかと英語で聞いた。その男性は近くだから案内しますと、一緒に歩き出した。

途中から小学4年生くらいの男の子が同行した。その男性の息子とのことで、日本語を勉強しているそうだ。片言の日本語を話しているうちに駅に着いた。「ありがとう。さようなら」と日本語でお礼を言って親子と分かれた。駅には、一応ホームらしきものがある。屋根がついていて切符売り場もある。若い女性が座っていてヤンゴン駅までの切符を買った。200チャット、20円だ。30分も待てば列車がやって来るらしい。


駅のホームには結構大勢の人が列車を待っている。庶民の足なのだ。犬があちこちに寝そべっている。反対線に列車が入ってきた。線路が酷いので、5両編成の列車が波を打って上下左右に大きく揺れながら走っている。よく脱線しないものだ。だから、ゆっくりしか走れないのだ。車両は日本製の中古だ。日本文字を消さないで、そのままに残している。

待望のヤンゴン駅行きの列車が入ってきた。近くにいた中年女性が200チャットの切符なら扇風機付きの車両に乗れると教えてくれた。一緒に乗り込むと満員だ。この女性が近くに座っている青年に何か言うと、席を開けて、ここに座れと言う。遠慮すると是非座ってくれと言う。お礼を言って座った。市内を走る車窓の景色は、周囲の民家とゴミだらけだ。ベトナムと変わらない。

ゴットンゴットンとのんびり走り、計11駅に止まりつつ、40分程でヤンゴン駅にようやく到着した。

さて、ホテルまで歩くぞ~!!

<続く>

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