年々、増えてくるシミ・シミ・シミ
女性の場合、30歳を過ぎた頃から、年々、気になってくるシミ。
いったんできると、なかなか消えず、シミがあると、やはり老けて見られてしまう。
鏡を見るたびに、とても気になるものです。これは、中年男性も同じですね。
一体、なぜ、シミは出来るのか。
そのメカニズムと対策について考えます。
ヒラリーさん 1947年生まれ
主なシミの原因は肌の老化と紫外線などの刺激
皮膚が老化すると、細胞活性が衰えて、メラニンの代謝も悪くなり、色素が皮膚にたまりやすくなる。
それに加えて、紫外線を浴びたり、皮膚が炎症を起こしたりすると、細胞の核を紫外線から守ろうとして、黒いメラニン色素を作る作用を持った、表皮の一番下にあるメラノサイトという細胞が活性化します。部分的にメラノサイトが活発化すると、メラニン色素を多く含む表皮細胞が層になり、シミとなってしまう。また、角質層や表皮の上部にメラニン色素がたまった状態になると、「くすみ」となり肌の透明感が失われる。
シミ対策・・・化粧品で消せるシミと消せないシミ
美白化粧品で消せるシミ
シミには、様々な種類があり、大きく分けて、美白化粧品で消せるシミと、医師の治療でしか消せないシミがあります。先ず、美白化粧品で消えるシミを説明します。
ザラつきや厚みがない場合は、市販の美白化粧品でも対処できます。主なものは、妊娠期や更年期に出来る「肝斑」や、光老化で出来た「老人性色素斑」で厚みがないものです。
美白化粧品の主な作用は、メラニン色素の発生を抑えることですから、紫外線を浴びて、できたばかりのシミや、できつつあるシミに最も効果的です。
但し、昔からのシミは、メラニン色素が深い部分にあることが多く、効きにくい。美白化粧品を半年以上使用しても改善が見られない場合、医師に相談をしてみましょう。
医師の治療でしか消せないシミ
医師の治療でしか消せないシミは、厚みやザラつきがあるシミです。これは「老人性色素斑」の厚みがあるものや「脂漏性角化症」などです。
メラニン色素を持つ表皮細胞や角質が厚くなっているので、これらのシミには、いくら美白化粧品を使っても効果が出ません。しかし、医師の治療を受けることで治すことが出来ます。ハイドロキノンやレチノイン酸などの外用薬、内服薬の処方やレーザー治療などが用いられます。
最善のシミ対策は?
最もお勧めのシミ治療法は、何でしょうか? それは、ズバリ「紫外線防止」です。
シミの原因を作らないことは、もちろんですが、せっかく美白化粧品を何ヶ月も使用しても、無防備に紫外線に当ってしまうと、またシミが濃くなってしまう。また、医師の治療中は、紫外線の影響を受けやすく、かえってシミが濃くなることもあり、紫外線対策は必須ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿