中国外務省の陸慷報道官は、2月1日の定例記者会見で、米国による「航行の自由作戦」について、「航行の自由作戦は実際には皆が認める国家法に符合せず、多くの沿海国家の主権や安全、海洋権益を無視し、地域の平和と安定に深刻な危害を与えている」と述べ、改めて強く反発した。
オバマ米政権は、1月30日、中国が実効支配する南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島にある島から12カイリ(約22キロ)内でイージス駆逐艦を航行させた。
陸報道官は「航行の自由の名を借りて、米国の海上覇権を拡大しようとしているもので、国際社会、特に発展中の国家の断固たる反対に遭っている。米国のやり方は危険で無責任だ」と主張した。
その上で、「米国は航行の自由の看板を掲げて武力を誇示し、緊張を作っている。それはまさしく南シナ海の軍事化を推し進める最大の誘因だ。他人に損をさせ、自分の利益にもならない行動を停止するよう、米国にご忠告申し上げる」と激しい米批判を展開した。
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