野々村竜太郎さん 1966年生まれ
正常な排尿とは?
起きているときは、8回程度が目安です。
排尿は、血液中の老廃物や摂取しすぎた水分や糖、塩分、アンモニアなどの有害物質を尿とともに排泄し、血液をきれいにする大切な役割を果たします。
腎臓で作られた尿は、膀胱(ぼうこう)に一時的に貯められ、通常約200ミリリットルでトイレに行きたくなります。 しかし、約2時間は貯めておくことができるのです。
排尿の回数は気温の変化や摂取した水分量、発汗、緊張などの精神状態によって変わりますが、成人で起きているときは8回以内、眠っているときは50才未満で0回、50~60才で1回、60才以上で2回までが目安です。
起きているときに、10回以上行くなら、頻尿です。
尿漏れ・頻尿の原因は?
・膀胱炎
膀胱の粘膜が細菌に感染してただれるため、膀胱の感覚が通常より敏感になり頻尿が起こる。
・前立腺肥大症
大きくなった前立腺が膀胱の出口を刺激し、膀胱が常に収縮する不安定な状態になり頻尿・尿漏れが起こる。
膀胱炎の治療は?
抗菌薬の服用によって3日以内に改善します。膀胱炎は女性に多い病気です。過労や睡眠不足、冷え、かぜ、便秘などが感染の誘因になります。男性の場合、前立腺の病気や結核菌の侵入(結核性膀胱炎)が主な原因です。
膀胱炎の症状は頻尿、排尿痛、尿の濁りです。膀胱炎は尿検査によって診断でき、治療にはニューキノロン系合成抗菌薬を用います。ほとんどの場合1~3日間の服用で症状が改善します。
治療を受ければ、膀胱炎は治りやすい病気です。疑いがある方は、悩む前に病院に行きましょう。
前立腺肥大症とは?
60歳男性の半数に前立腺肥大が認められ、その割合は、年齢と共に増加することが明らかになっています。男性ホルモンの影響で肥大化するのが原因と言われています。
前立腺は男性特有の臓器で、膀胱の下で尿道をぐるりと取り囲むように位置しています。この前立腺が肥大すると、前立腺の筋肉が過剰に収縮することで、尿が出にくくなるなど、男性特有の排尿トラブルを引き起こす原因となります。
主な症状は「排尿後もおしっこを出し切っていない感じがする」とか、「おしっこが出始めてから終わるまで時間がかかる」「尿に勢いがなく途切れる」などです。
肥大した前立腺や過剰に収縮した前立腺の筋肉が尿道を圧迫してしまうと、尿の通り道が狭くなり、おしっこが出にくくなって、このような症状が現れるのです。
前立腺肥大症の対策としては、「ノコギリヤシのサプリメント」がよく知られています。
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