2016年2月11日木曜日

日本の偏差値教育は改善されるのか? 2021…センター試験に代わる新試験の導入(上)(東洋経済)

センター試験に代わる新たな試験の導入

中央教育審議会の答申案に基づき、2021年以降、センター試験に代わり「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」がスタートする。こうした入試改革が行われる背景とは何か。

21 世紀は、予測不可能で誰もが避けられない激しい変化が、ものすごいスピードで起こっていく時代だと言えます。グローバリゼーション、ICTの 進展によって、これまでの常識が通用しない社会が到来しつつあります。こうした変化に対処していくためには、新しい価値を生み出す人材を育てていく必要が あります。今回の改革は、そうした社会の要請が大きく影響していると考えられます。

今回の改革は、実社会で活躍する人材を育てるために、高校教育→大学入試→大学教育の3つのプロセスを一体的に改革していくという点が重要です。

大 学側から見れば、卒業までに実社会で活躍できる人材に育てていくためには、大学入学段階、つまり高校においてそうした素養を育成しておいてほしい、という 要望があります。一方で、高校側から見れば、大学側が課す入学試験が教科学習中心で、実社会につながるような学習活動は直接的に評価されないのであれば、 教育のあり方を大きく変えていくのは現場判断として難しい、という意見があります。そこで今回、文部科学省が企図したのは、入試制度をただ変えるのではな く、『全部を変える』ということです。

問われる思考力、判断力、表現力

今までのセンター試験は、問題に対 して選択肢の中から正解を一つ選ぶという形式でした。新しく導入される大学入学希望者学力評価テスト(仮)は、 思考力、判断力、表現力を養うために、問題を発見し、解決する力を見るというところに狙いがあります。何を知っているかではなく、知っていることを使って 未知の問題にどのような答えを出していけるのか。それを自分の言葉で伝える力を求めています。知識を組み合わせていく応用力に加え、答えを導くまでの考え の道筋をきちんと説明できるかどうかが問われてくるのです。

そのため、新しいテストでは記述式問題の導入も検討されているという。日本の小学生・中学生の共通した問題点として、『伝える力が弱い』という点が挙げられています。『なぜ』という問いに対し、その理由を十分に説明 できないのです。

<続く>


PR:  舞元主杏の職業は、ノマド(本来は遊牧民の意味)です。海外旅行を楽しみながら、パソコンを使ってネット空間に収入の糧を得ようと奮闘努力の毎日です。外貨FXとか、クレジット・カードや化粧品や健康食品のアフィリエイトとか、いろいろ有るようですが、残念ながら、そう簡単に良い儲け話には遭遇できません。


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