支度をして外出した。 市庁駅の周辺をぶらぶら歩く。 今日も晴天で爽やかだ。 市庁駅の地下通路を通り反対側に出ると、徳寿宮の正門だ。
内部は広々としている。 敷地の奥の方に立派な石造りの建物があり、これらは博物館と美術館だ。
博物館内を見学して外に出たら、正門の辺りが、なぜか騒々しい。 野次馬根性丸出しで、急いで、駆けつける。
おお何と、李氏朝鮮時代のき
らびやかな衣装をまとった、宮殿衛兵たちの交替式だ。
迫力満点で、銅鑼や鐘などを打ち鳴らし、多数の幟を押し立てて、整然と行進、整列、交替を行っている。
彼ら数十名もの衛兵たちは、全員が背も高く美男で、まるで韓流の時代劇ドラマを見ているようだ。
しかも、衛兵たちは、サービス満点で、大
勢の観光客との写真撮影タイムを設けているのだ。 外国人観光客たちは、もう夢中になり、大喜びで、写真を撮りまくっている。
30分ほどの撮影サービス・タイムが終わると、衛兵たちは、再び整然と整列して、何処かへと行進していった。
徳寿宮を舞台にした、李氏朝
鮮時代の素晴らしい時代劇ショーだった。 外人観光客誘致の一環として、行われているのだろうが、大したものだ。
このショーの時間に偶然に居合わせた、私はラッキーだった。 非常に気分が良くなった所で、日本大使館まで地下鉄で行くことにする。
最寄り駅は、3号線の安国駅だ。 市庁駅から二つ目の駅で3号線に乗り換えて、一つ目の駅だ。
安国駅から有名な景福宮に向かって8分ほど
歩き、栗谷路2キルを左折すると直ぐに分かった。
建物に日の丸がへんぽんとひるがえり、前面の道路には警察車両が停まり、数人の警察官が付近を警戒している。
日本大使館に用事が有るのではなく、向かいの歩道にある慰安婦像を見たかったのだ。
そこには、あの有名な慰安婦像が歩道の真ん中に鎮座し
ている。 周囲には観光客の姿が全く無く、警察官が数人いるだけだ。
私は、歩道の上をゆっくりと歩きながら、その像を眺めて通り過ぎた。そのまま、歩きつづけて、のんびりと周囲の閑静な雰囲気を楽しみながら、散歩した。
地図をみると、仁寺洞が近い。 三峰路から仁寺洞キルに入った。 このファッショナブルなブティック街通りの両側に並ぶ、様々な小物商品を売る店舗を眺めて歩いた。 女性が喜びそうな通りだ。 この通りを出て右折すると、安国駅は、もう目と鼻の先だ。
そろそろ、昼飯にするかな。
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