疲れていたのだろうか、良く寝た。 枕元の腕時計を見ると、ヤバイ! もう9時半過ぎだ。 ホテルの朝食は9時半までだ。
とにかく起きてレストランに行ってみよう。 服を着て顔も洗わず部屋を出て1階のレストランに向かった。
しかし、レストランのドアは無情にも固く閉ざされていた。 受付に行き、とぼけて、朝飯はもう終わったのですか、と聞いてみた。
彼は、にっこり笑顔で、ハイ9時半で終わりですよ、と告げてくれた。 ギブアップだ!
部屋に戻り、顔を洗って出かける支度をした。
まず、路面電車に乗ってあちこちに行きたい。 だが、その前に、この近所で朝飯を食わねばならない。 ホテルを出ると良いお天気だ。
ヤマトホテルを背景に使い、結婚写真を撮影しているグループが5組も居る。
新郎新婦は、目一杯おめかしして華麗なウエディングドレスを広げ、ポーズを決めている。 私も便乗して、数枚の写真を撮らせてもらった。
綺麗な中国のお嫁さんたちだった。
中山広場から民生街に入ったところに、ショッピングセンターがある。
その地下に行くと麺類などの持ち帰りショップが2軒あり、その場でも食べられる。 メニューの写真を指差し、小籠包を頼んで小さなカウンターに座った。
周囲には、買物中の主婦らしい数人の中年女性が食事したり、お茶を飲んだりしている。
蒸すのに時間がかかるのか、十分以上も待って、ようやく小籠包が出てきた。 いやあ、美味そうだ。 卓上の調味料を使いタレを作り、浸して食べる。
熱々で、うまあ~い!
満足して、時計を見るともう11時近い。 民生街を北に向かい、路面電車201番が走っている長江路に出る。
近くに、停留所のようなものが道路の真ん中に有り、数人の人が電車を待っている。
5分もすると、チンチ~ンと懐かしい音がして、緑色の古めかしい電車がやってきた。 大連駅の方向に向かう電車だ。 乗り込むと、結構混んでいる。
備え付けの木製料金箱に1元を入れる。 バスと同じで、どこまで乗っても1元だ。 電車の内部は、すべてニスが塗られた木製の内装だ。
これは、博物館に展示されていても、おかしくない代物だ。
ガタンゴトンと電車は進むが、如何せん、スピードがのろい。
道路上は、ピカピカの乗用車などが縦横無尽に走り回り、路面電車は、取り残された古武士のような風情で、トロトロ走る。
2015年の初夏には開業が期待されている地下鉄が完成したら、路面電車の運命はどうなるのだろうか。
電車は、大連駅前を過ぎて、北京街から大同街に向かっている。 今日は、終点まで行って、引き返し、大連駅前で、電車を降りた。
勝利広場
を越えて、中山路の地下道をくぐり抜け、南西方向に数分も歩くと、青泥窪商業区の真ん中に至る。
周囲には、8軒ほどの大型ショッピングセンターが林立している。 今日は、その中でも老舗の大連商場に入る。
エスカレーターで最上階まで行くと、フードコートとレストラン街が出現する。 日本食レストランが並ぶ東京ストリートまで有る。 もう2時近い。
一軒の日本レストランに入り、焼き鯖定食を頼んだ。 久しぶりの焼き鯖が美味かった。
大満足~!
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